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2017年01月22日

FUNRiDE NEWS TOPICS【1月22日新着情報】

4.【NIPPO Vini Fantini】レース主催者RCSスポルトがワイルドカードを発表。伝統あるミラノ〜サンレモなど3大会への出場権獲得

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1月18日、イタリアのRCSスポルトが、同社の主催する各UCIワールドツアーレースへのワイルドカード(主催者招待チーム)を発表しました。

NIPPO・ヴィーニファンティーニは、残念ながらジロ・デ・イタリアへの3年連続の出場は逃しましたが、3月に開催されるストラーデ・ビアンケ、ティレーノ〜アドリアティコ、そして伝統ある名門クラシックレース、ミラノ〜サンレモへの出場権を得ました。NIPPO・ヴィーニファンティーニにとって、ティレーノ〜アドリアティコとミラノ〜サンレモへは初めての出場となります。

●RCSスポルト主催UCIワールドツアー 出場権獲得レース
3月4日 ストラーデ・ビアンケ
3月8日〜14日 ティレーノ〜アドリアティコ
3月18日 ミラノ〜サンレモ

●大門宏監督/マネージャーのコメント
チームのレーススケジュールを管理する立場としては、ジロ云々ということよりも彼ら(RCSスポルト)から招待されるレースがようやく確定し、ペンディング中だった3月のスケジュールが確定し、正直ホッとしている。

過去2年間のワイルドカードの配分を見ていると、ジロに選ばれなかったチームは春先のミラノ〜サンレモ、ティレノ〜アドリアティコの招待を得ていたので、そういった経緯からも今回の発表を心待ちにしていた。

今年は株式会社NIPPOがロードレースチームに日本鋪道時代から関わり続けて30周年を迎える。その節目にヨーロッパでも最も尊いと言えるイタリアの伝統あるミラノ〜サンレモに参加できるチームに初めて関われたことを大変光栄に思う。

ジロに関しては、イタリア登録の新しいチームを発足させた2015年から、幸いにも2年連続でジロへの招待を得てきたが、今年は100回記念大会。主催者にとってワイルドカード枠は、これまで以上に色々な要因も配慮した政治色の濃いセレクトになっても不思議ではないと予測していた。

また、今シーズン所属する日本人選手のレベルにとって、ジロでスタートを切ることが個々の成長に直結し得ないことは重々自覚していた。3年後の東京オリンピックを見据えたとしても、ジロを走る前に経験しなければならない相応しいレースプログラム、ステップは少し考えるだけでも山ほど思いつくからだ。

確かに我々のチームのイタリア人選手、関係者、日本のロードレースファンの方々にとってはある意味残念な結果かもしれないが、我々のようなコンセプトを抱えているプロコンチネンタルチームにとって、ジロに参加することは、前後の月(4月、6月)も、すべての選手、スタッフを巻き込み、チーム全体がジロの犠牲になってしまうことが自分としては懸念材料だった。

さらにジロの参加が決まると、どうしてもチームで最も神経を集中するビックイベントになってしまいジロが総力戦になる。過去2シーズン、ジロを経験し、日本人選手の成長を考えれば考えるほど、本当に簡単なプログラムではないと感じていた。

日本人選手の成長を願う意味でも今回の決定を、イタリア人選手、スタッフとともに少しでもポジティブに捉え、落ち着いてシーズンを通したレースプログラム、また我々に課せられているミッションと向き合いたい。

1月23日からシーズン初戦となるブエルタ・ア・サンフアン(UCIアメリカツアー2.1)がアルゼンチンで開幕します。引き続き、ご支援をよろしくお願いします。


【ブエルタ・ア・サンフアン/事前情報】
南米アルゼンチンでの今季初戦に窪木一茂が出場

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NIPPO・ヴィーニファンティーニの2017シーズン初戦となるブエルタ・ア・サンフアンが1月23日にアルゼンチンで開幕します。第35回目を迎えた7日間のステージレースですが、今年から国際レース(UCI1クラス)に昇格し、4つのワールドツアーチーム、6つのプロコンチネンタルチームが出場。多くのトップ選手が顔を揃えるため、世界中から大きな関心を集めるレースとなっています。

NIPPO・ヴィーニファンティーニは、チームキャプテンのダミアーノ・クネゴがアルゼンチンのレースに初めて挑みます。また理学療法士やトレーナーとともにオフシーズンにじっくりと故障に向き合ったジュリアン・アレドンドが久しぶりにレース復帰します。また平坦ステージでは、ニコラス・マリーニのゴールスプリントに期待がかかり、そのために窪木一茂やリカルド・スタッキオッティが重要な役割を担います。

●NIPPO・ヴィーニファンティーニ 出場選手
窪木 一茂(日本)
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
ジュリアン・アレドンド(コロンビア)
ニコラス・マリーニ(イタリア)
リカルド・スタッキオッティ(イタリア)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
監督:マリオ・マンゾーニ(イタリア)

窪木一茂のコメント
今のコンディションについては良いと思っています。精神的にも肉体的にも好調です。少し早い時期のロードレースシーズンインになりますが、ここ4年間は冬にトラックレースを走っていたので早い時期にレースを走ることに対しての心配はありません。

昨年11月のチームキャンプから初戦は1月末にあるとチームから告げられていたので、日本とイタリアで練習をしっかり積み重ねる事ができたと思っています。レースでの高い強度が入ることで日に日にコンディションも上がってくると思っています。昨年よりチームのみんなとの絆もより深まっているので、レースでの連携が楽しみです。

今年の初戦ですので、たくさんのことを収穫する大会にしたいです。応援よろしくお願いいたします。

マリオ・マンゾーニ監督のコメント
スプリンターのためのステージが5ステージ、厳しい山岳ステージが1ステージ、チームタイムトライアルが1ステージという構成になっており、総合争いではヴィンチェンツォ・ニバリ、スプリントでは、フェルナンド・ガリビアやエリア・ヴィヴィアーニなど世界のトップ選手がしのぎを削るだろう。しかし、自分たちも入念に準備をし、高いモチベーションをもって戦っていく。

そして、今回はクネゴとアレドンドが1つのチームとして戦う初めての機会。二人のコンビネーションがどのようなものになるか、とても興味深く思っている。しかし、今大会においてのチームリーダーはスプリンターのマリーニだと断言したい。彼は昨年11月の最終戦から、集中して準備をしてきて、仕上がりもとても良い。またチームタイムトライアルでは、窪木とスタッキオッティのパフォーマンスに期待したい。

●レース情報
35th Vuelta Ciclista a la Provincia de San Juan(ブエルタ・ア・サンフアン)
開催期間/2017年1月23日〜29日(全7ステージ)
カテゴリー/UCIアメリカツアー2.1 
開催国/アルゼンチン(日本との時差 マイナス12時間)

公式サイト/ http://vueltaasanjuan.org
公式ツイッター/ @vueltasanjuanok   公式フェイスブック/ vueltaasanjuanok

第1ステージ 1月23日 San Juan › San Juan (142.5km/平坦ステージ)
第2ステージ 1月24日 San Juan › San Juan (128.8km/平坦ステージ)
第3ステージ 1月25日 San Juan › San Juan (11.9km/チームタイムトライアル)
第4ステージ 1月26日 San Martín › San Martín (160.5km/平坦ステージ)
第5ステージ 1月27日 Chimbas › Alto Colorado (162.4km/山岳ステージ)
第6ステージ 1月28日 Pocito › Pocito (185.7km/平坦ステージ)
第7ステージ 1月29日 San Juan › San Juan (138.2km/平坦ステージ)

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