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2019年09月15日

110kmの大逃げ決まる!マンセボ選手が圧勝!【JBCF 南魚沼ロードレース】

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9月14日(土)、15日(日)の2日間、新潟県南魚沼市(三国川ダム周回)で「JBCF南魚沼ロードレース」が開催された。このレースはJBCF(全日本実業団自転車競技連盟)が年間48レース主催する日本最高峰のサイクルロードシリーズ「J プロツアー」の一戦であると同時に、同じくJBCFが競技人口拡大のために市民サイクリストを対象とする「Jエリートツアー」と、女性サイクリストを対象とする「Jフェミニンツアー」も併催されている。開催地自治体である南魚沼市の協力による公道レースとして今回が4回目の開催だ。
シーズンも佳境となり年間総合ポイント争いの激しさが増すJプロツアーは、132km(12km×11周回)の戦い。1周目からマトリックスパワータグのフランシスコ・マンセボ選手(スペイン)がエスケープに成功。一時は宇都宮ブリッツエンがコントロールするメイン集団に5分20秒の差をつけた。
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逃げるマンセボ選手。序盤は3名の逃げだったが早々に2名を振り切り単独エスケープを決めた

一方、集団はラスト4周でマンセボ選手のチームメイトである安原大貴選手、佐野淳哉選手らがアタック。この動きは先行するマンセボ選手に合流してチームの勝利を確実にすると同時に、現在総合ポイント1位の岡篤志選手(宇都宮ブリッツエン)を2位で追うチームメイトのオールイス・アルベルト選手(ベネズエラ)のアシストという2つの戦略からの動きと思われた。

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宇都宮ブリッツエンは終始集団をコントロールしたがマンセボ選手を捕まえることはできなかった

しかし集団はこの動きで活性化。今大会で今シーズンのJプロツアー参戦を終え、再び海外を主戦場とするTeam UKYOのハッカー・ロビー選手(オーストラリア)と横塚浩平両選手、ナショナルチャンピオンジャージを着る入部正太朗選手(シマノレーシング)らが追撃を開始。マンセボ選手との差を詰めたが届かず、最後は2位ロビー選手に1分24秒の差を付けたマンセボ選手が実に110km以上の逃げ切り勝利を決めた。3位には入部選手が入った。ゴール後マンセボ選手は、「ベリーストロング!」と駆け寄った安原監督と抱き合って喜びを爆発させた。
4位は総合ポイントランキングを争う岡篤志選手とオールイス・アルベルト選手のスプリント勝負を岡選手が制し、岡選手がランキングの優位を保った。
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レース終盤。マンセボ選手を追う右から横塚、入部、佐野の各選手。全日本選手権さながらの戦い

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今シーズンからマトリックスパワータグに加わったマンセボ選手。ツール・ド・フランス 総合4位、ヴエルタ・ア・エスパーニャ総合3位(ともに2005年)、スペイン選手権優勝(2004年)など輝かしい戦績を誇る名選手だ

ホビーレーサーが活躍!
エリート部門、フェミニンも熱い!

JBCFはプロツアーだけでなく、市民レーサーを対象とした「エリート(E1、E2、E3の3カテゴリー。数字が小さいほうが走力がありレース結果による昇降格がある)」と、女性を対象としたフェミニンツアーも併催している。
エリート部門はレースに目的意識を持った市民サイクリストが参戦し、レース自体も秩序ある運営がなされれている。
富士チャレンジ200、富士ヒルクライムなどで「やる気」になったサイクリストは、ぜひJBCFエリート部門へ挑戦してほしい。
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エリート最上位カテゴリーE1の上位3名。左から2位福田圭晃選手(Yamanakako Cyclisme Formation)、1位持留叶汰郎選手(Team SHIDO)、3位中里仁選手(Rapha Cycling Club)
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E3の上位3名。左から2位宮本博之選手(彩北ツブラーゼ)、1位和泉達也選手(Peach MAX)、3位島川大貴選手(Peach MAX)。和泉、島川選手は北海道から参戦
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「JBCF女子チャンピオンシップ」として開催されたフェミニンの部はベテラン唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)を最周回で交わした植竹海貴(みき)選手(Y’s Road)が初優勝

◆JBCFホームページ
https://www.jbcf.or.jp/

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