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2019年10月21日

選手も熱いが沿道も熱い!ジャパンカップに集まったサイクリスト!

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アジア最高峰のロードレース「2019ジャパンカップサイクルロードレース」が10月18日、19日、20日の3日間、栃木県宇都宮市で開催されました。
28回目を迎える今回の総来場者は3日間合わせて136,500人。人口約52万人の宇都宮市の実に30%近い人々が沿道に詰め掛ける盛り上がりは「自転車の街」宇都宮ならではです。
市内の一部には台風19号による被害の爪あとが残されていたものの、大会は無事開催。今回は3日間にわたるレースのうち、19日(土)に開催された「オープニングフリーラン」から、国内外のトッププロがしのぎを削った20日(日)開催の「ジャパンカップサイクルロードレース」まで、「UTSUNOMIYA」に集ったサイクリストを紹介します。


ワールドチームとサイクリング!「オープニングフリーラン」


 

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19日(土)に開催されたオープニングイベント。ワールドチーム勢を始めとしたプロ選手と市民サイクリストが同じコースをともに走るという、ファンにとってはたまらないイベントです。心配された雨も徐々に上がり、350人の市民サイクリストが本戦と同じ1周10.3kmのコースで、トップ選手とともにサイクリングを楽しみました。

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神奈川県藤沢市から参加の久原さん。「ほぼ毎年(フリーランに)参加しています。今年で6回目くらいです。年中行事? そうですね、毎年の楽しみですから(笑)。明日は今日一緒に走った選手を応援します!」と、1泊2日のジャパンカップを満喫されていました!
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「ダンナ二人が飲み仲間」という小島さんご夫婦(左側お二人)と伊藤さんご夫婦です。ご夫婦やカップルの参加が目立つ会場でもひときわ目立っていましたよ!「新城選手とお話できたしプロ選手と一緒に走れて最高!」と小島さんのご主人。小島さんご夫婦はクリテリウム観戦10回目(皆勤)だそうです


アマチュアも熱戦!「チャレンジレース」「オープンレース」


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「ジャパンカップは観戦だけじゃない!」という選手の晴れ舞台です。19日(土)には本戦と同じ、宇都宮森林公園周回コースでアマチュアカテゴリーの2レースが開催されました。
コースを2周(20.6km)する「チャレンジレース」は、JCF(日本自転車競技連盟)登録が必要ですが、臨時登録が可能なので、誰でも参加できるロードレースです。
一方「オープンレース」は男子が7周(72.1km)、女子が3周(30.9km)で争われ、こちらは国内トップアマチュアによるハイレベルなレースが繰り広げられました。

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チャレンジレースで目立った岩手大学自転車サークルの皆さん。コメントをいただいた高橋龍太郎さん(右から2人目)は「コースがきつくて、雨が気にならないくらい暑さを感じたレースでした」と体感的な印象を話してくれました。高橋さんは今回13位でフィニッシュ。来年も“熱い”走りを期待しています!

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宇都宮の「赤い軍団」はブリッツエンだけではありません。数々のレースで活躍する「チームWADA」の皆さんは、レースコースの森林公園がホームコースというだけあって「地元開催」に力が入ります。「週末に森林公園を60~70km」というチーム練習を経て仲間と臨んだ本番レース。皆さんいい表情です!

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続いては若手の登竜門、オープンレースです。小集団のゴールスプリントとなり花田聖誠選手(Team Eurasia-IRC TIRE)が僅差で福田圭晃選手(Yamanakako Cyclisme Formation)を抑えて優勝しました。このカテゴリーの展開はプロさながら。選手の目的意識も高く、国内若手選手の飛躍につながる貴重なレースとなっています

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6位に入った佐野千尋選手(イナーメ信濃山形)は「雨で路面がウェットですから(落車リスクを避けるために)下りは集団前方で走るように心がけました。最後まで集団に残ってスプリントにも絡めたのでよかったです」と達成感いっぱい 

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果敢にも逃げに乗った中川由人選手(LEOMO Bellmare Racing Team)。「逃げに乗ることができましたが、ちぎれてしまったので悔しい気持ちはあります。最後は後方集団でしたがスプリントできました」。逃げて27位。立派です!

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前々で勝負する積極的な動きを見せた名門、鹿屋体育大学の古谷田貴斗選手は、「集団前方での展開を心がけました」と計画通りのレース展開。1周目の古河志林道からペースが上がる厳しい展開のレースを作った一人です。結果(47位)にはつながらなかったけれど果敢な走りに拍手!

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19名の参加によって争われた女子オープンレースはアラーナ・フォースター選手(ハイアンビジョンWomen)が独走で優勝。ハイアンビジョン勢の表彰台独占を、3位に入ったベテラン唐⾒実世子選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)が意地を見せて食い止めました。表彰式は和気藹々の雰囲気に


トップのバトルを間近で観戦!「目立ったほうがおもしろい!」

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さて最後はトップ選手が戦うメインレースです! 19日(土)に開催された「ジャパンカップクリテリウム」は今回が10回目。コースは宇都宮駅前から続く目抜き通りの「宇都宮大通り」です。1周2.25kmの特設コースには大勢のファンが詰めかけ、そのスピードに歓声を上げていました(写真上)。
そして20日(日)はメインレースの「ジャパンカップサイクルロードレース」。宇都宮森林公園周辺道路の1周10.3kmを14周回する全長144.2kmのコースでは、例年高強度のサバイバルレースになります。勝負どころとなる古賀志林道の上りには、今年も「高強度」の応援団が詰めかけました!
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東京から観戦に来たKAZさん(左)は、今回のジャパンカップで現役を引退し、芸術活動に専念するテイラー・フィニー選手(EFエデュケーション・ファースト)のお面を手作りして沿道に。初日のクリテリウム、ロードレースと2日続けてEFエデュケーションにエナジーを届けていました!

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ジャパンカップの沿道に欠かせないもの、それは「ビール」です。ハバオさん(中央)ご一行は、朝3時に都内を出発して絶好の場所を確保。腰を落ち着けての観戦です。「応援しているチーム? トレックですね、別府選手ですよ。理由ですか? トレック乗りですから(笑)」と明快です!

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自転車王国栃木県。那須に吹く強い風「那須ブラーゼン」の応援団です。皆さん那須地域にお住まいで、例年大人数で応援に参加、路面にチームロゴを書くチョークメッセージなどひときわ目立つ大応援団でした!

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トップ選手たちも宇都宮に詰め掛けたサイクリストの応援を受け本気の走りを見せました。19日(土)のクリテリウムを写真判定で制したエドワード・トゥーンス選手(トレック・セガフレード/写真上・左)は、2位のソンニ・コルブレッリ選手(バーレーン・メリダ)とともに、「ミリ差勝負」の熱気冷めやらぬゴール後の記念撮影に応じました。

そして、20日(土)のロードレースを自身2度目の優勝で飾ったバウケ・モレマ選手(トレック・セガフレード/写真下・中央)は「3回目の出場で2回の優勝は素直にうれしいです。高強度のレースになることはわかっていましたが、宇都宮のコースは自分に向いていると思っています。台風被害があったと聞いていますが、またこの美しい国で走る機会があることを望んでいます」。
皆さん、来年も「UTSUNOMIYA」でお会いしましょう!

◆ジャパンカップホームページ
http://www.japancup.gr.jp/

 

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