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2016年06月02日

ビジュアル系ヒルクライム「第2回箱根ヒルクライム」出走レポ

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人気のクリテリウムシリーズ戦「大磯クリテリウム」などを主催するウォークライドによるヒルクライムイベント、「第2回箱根ヒルクライム」が5月29日(日)に開催された。今回はこのレースに参加したホビーライダー、志賀健一さんのレポートをお届けします。


見た目のインパクト大なヒルクライムレース

スタート地点であるMAZDAターンパイクの小田原料金所の先には、壁のようにも見える直登の上りが参加者を待ち構えている。会場に到着した参加者はその上りを指さし、「ヤバッ!」「キツそう!」などと声を上げていた。
本イベントは安全面を考慮し、スタートが2部制となっている。第1部では、20代やチャンピオンクラス、女性の部がスタート。それから1時間後の第2部では、参加者のボリュームゾーンである、30、40代がそれぞれ2クラスに分かれて、レースの火蓋が切られた。
このレースは(もちろんではあるが)ターンパイクが全面通行止めとなるので、西湘バイパスとの連絡もなし。クルマを気にすることなく高架化されている連絡道路に整列しているだけでも、その非日常感に気持ちが高まっていく。
その気持ちの高まりのまま、はりきって列の前方に並び、スタートを今か今かと待っていたのは最初数分だけ。その日は真夏日に迫る天気で、立っているだけで、汗が溢れ、体力も削がれていく。なるべを体力を温存すべく、わずかな日陰に逃げ込むが、そこには人、人、人……。みんな考えることは同じである。

そうこうしているうちに、自分のスタート時間が近づいてきて、スタートラインへと並ぶ。
『スタート直後から結構な傾斜なので、クリートキャッチに失敗した人に突っ込まないように気を付けてください!』とMCからアナウンス。まわりはその声を合図にリアのギア位置を確認するしぐさをしていた。一方で自分はというと、気づけばフロントギアがアウターに……。まわりに悟られないようにそっとギアをインナーに落とした。

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スタート直後から直登の上りが参加者を迎える

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ナミビアの若きライダー、ジョジョがゲスト参加。東京オリンピック出場有力候補だそうだ

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とにかく直線の上りが多い箱根ヒルクライム

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ファットバイクの部もあり、威圧感を漂わせながら走っていた

 

目で楽しんで、脚で楽しむ

スタートの号砲が鳴り響き、いよいよスタート。
スタート直後からビジュアルどおりのキツイ勾配が続くが、一定勾配なので、テンポを刻んで上っていけば、見た目よりも上りやすく感じる。陽射しの厳しい日だったが、コース上は適度に木陰が広がり、体力の消耗を和らげてくれた。
「この先 急カーブ注意!」と書かれた眩しい蛍光色の看板がところどころにあるが、自転車にとってはそんなに急さはない。つねに前の人を視界にとらえながら上ることができ、追い込み型の私にとっては走りやすいコースだ。
最初以外にも直登の上りが点在し、その視覚的プレッシャーに心が折れてしまう人には向かないコースかもしれない(笑)。
基本的には木々の中を上っていくコースだが、途中に現れる橋からは湘南の海が一望できる。眼下から吹き抜けてくる海風が肌心地よく、身体を火照りを和らげてくれる。コースは全般的に道幅も広く、路面もきれいなため、ぺダリングに集中でき、アッというまに残り5kmの看板が目の前に。残り2.5kmの地点で一度大きく下ってから上り返し、そしてもう一度下る。その勢いを利用して最後はフルもがきでフィニッシュした。

フィニッシュ地点の大観山駐車場にはバイクラックが用意され、バイクを置いて隣接のMAZDAスカイラウンジでひと休みをすることができる。ラウンジ内では、完走証の受け渡しも行われた。
今回私のタイムは55分01秒。1時間は切れたものの、もう少し頑張っていれば、54分台で走れたことを思うと、少し悔しさが残るレースとなった。

下山は60名程度の集団ごとに分かれて行われた。集団の先頭と最後尾にスタッフがつき、安全なスピードを遵守する。途中で2度休憩をはさみながら下山するので、初心者でも安全に下山することができるだろう。

普段は自転車が通行できない道路というのは、おそらく自転車での走行が想定されていないのだろう。普段私が走っている峠道とは全く違った印象であり、楽しんで走ることができた。「80kg超級」や「ファットバイク」といったユニークな部もあり、いろいろな人にイベントを楽しんでもらいたいという主催者の気持ちがひしひしと伝わってきたことも付け加えておきたい。

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うねるコースに唸るサイクリスト

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下ったと思ったらまた上る。終盤はサイクリストの精神力が試される

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残り1kmの看板。最後の力を振り絞る

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ゴールが見え、フルもがきの著者

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80kg超級の部では、表彰の前に体重測定。ゲストのモデル・日向涼子さんが見守る

<大会概要>
大会名:第2回箱根ヒルクライム
開催日:5月29日(日)
コース:MAZDAターンパイク
距離:13.8km
平均勾配:7.2%
大会HP:http://walkride-cycling.info/hakone-hc/

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