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2015年11月12日

3モデル インプレッション VOL.2 COLNAGO編/CX-ZERO Alu (エンデュランスモデル)

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COLNAGO / CX-ZERO Alu IMPRESSION

CX−ZERO AluはカーボンフレームであるCX−ZEROを細部までアルミ素材で再現したモデルである。2016年モデルでは要望に応えカラーバリエーションを増加。より魅力的なラインナップとなる。コンポーネントはシマノ・アルテグラ、105を用いた2タイプを用意しているので予算にあわせて選ぶこともができる。コルナゴのエッセンスの利いたアルミモデルをインプレッションしてみよう。

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COLNAGO / CX-ZERO Alu フレーム:カーボンモノコック■フォーク:V1-rカーボン。■試乗車のコンポーネント:シマノ・105。■ホイールはシマノ・RS010。■完成車実測重量:8.8kg(ペダルなし)■カラー:イタリー、ローザ、ビアンコベルテ、ネロ。サイズは400S、420S、450S、480S、 500S、520S、540S、560S、580S■価格:165,000円(フレームセット、税抜)、280,000円(シマノ・アルテグラ完成車)、205,000円(シマノ・105完成車)

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ケーブルは外引きを採用。メンテナンス性に優れ、ビギナーにも安心。

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バックステイはトップチューブとシーチチューブの交点に接続するのがセオリーだが、ややオフセットしている。

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大きくカーブしたチェーンステイ。独特のしなりを生み出して、快適性を高める。

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コルナゴこだわりのストレートフォーク。絶妙なヘッドアングルによって直進安定性を保つ。

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BBはプレスフィットを採用している。

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アルミ素材を用いた大口径メガチューブはパワフルだ。


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もっと評価されていいコルナゴのアルミシリーズ♣︎菊地武洋

アルミニウム製のコルナゴは、スチールやカーボンに比べて不当に評価が低いような気がする。ケチのつき始めは90年代後半。アルミの流行に乗り遅れたのが理由だろう。確かに出遅れたが、それはC40で圧倒的な優位性をもっていたからで、アルミフレームを作り始めてからの追い上げはすさまじい勢いがあった。で、アルミもいいぞ!というタイミングで世の中がカーボンブームになって、性能はいいのに日の目を浴びないまま今日に至っている。CXゼロにしても、しっかりとコルナゴらしさを漂わせている。特にコーナーの楽しさはグレードに関係なく標準装備だ。そりゃ、グレードによって少しずつ感触は違うけど、CXゼロのそれはトップクラスと伍していけるだけの力がある。C60のように地べたに張り付くような安定感ではないが、中速コーナーをサッと思いどおりのラインで駆け抜ける感じはC60よりも軽やかで心地よい。この快適性を生み出している理由の1つは、液圧成形によって複雑な形状となっているチェーンステーが上下に動き、大きな振動を構造的にいなしているからだ。これまでに何千本もチェーンステーを見てきたが、ここまで凝った構造のステーは珍しいし、ましてやアルミでこんな複雑な形状をしているのは初めてかもしれない。加速のキレは上級モデルに譲るが、快適性は高いのでロングライドなどで使うのが最善の使い道だろう。

 

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隠れたカーボンキラーの傑物♣︎小高雄人

最近その評価が再浮上しているアルミロードバイク。そのムーブメントを起こし、優れたフレームをリリースしているのはアメリカブランドが中心だと思っていた。だが、このコルナゴのCX-ZERO Aluも、カーボンキラーという代名詞がついた名だたるアルミバイクに負けず劣らずの性能を有していた。これは大きな発見。たしかに素材の特性上、アルミらしい踏みごたえとフレーム重量があるが、それを差し引いてもよく走る。上位モデル譲りの重厚かつ高級感のある乗り味はしっかりと受け継いでいた。クイック過ぎないハンドリング、振動吸収性の高さなど、最初の一台として申し分ない性能。アルミバイクながらフレーム販売もしているところにコルナゴの自信が感じられる。

 

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アルミフレームの逆襲♣︎山本健一

カーボンのCXゼロフレームの設計を引き継いだアルミフレームということであったが、歯に衣着せぬと期待値が低かったぶん、走りの軽さに驚きを隠せなかったことをお伝えしよう。コルナゴというとどうしてもカーボンフレームやスチールに注目してしまうが、レース用として軽量アルミフレームをリリースしていた2000年代のアルミフレームへのこだわりは、今振り返ると相当なものであったからだ。しかしながら極太の角断面アルミチューブを用いていて、シルエットだけではコルナゴに見えにくいなと感じてしまうところに、筆者がいかにオールドファンであることの証明となっているが、走り自体はとても軽やかでどこへ出しても恥ずかしくないものだ。重量のハンディを感じさせない軽やかなレスポンスの良さは、コンパクトドライブとワイドレンジのギアも良い味付けになっているだろう。ジオメトリーはロングホイールベース、トップチューブがつまりヘッドチューブを長くした設計だ。しかしながらダルなハンドリングにもならず、運動性能にロスが生まれるようなことは微塵もないのはさすがである。カーブしたチェーンステーにより、アルミの張りのある質感を感じさせない。アップライトな設計ながらもここぞというときに加速も生み出せる。ロングライドも良いけど、レースに出ても良いかな?と思わせる軽やかなフィーリングをもっているバイク。ディスクブレーキ仕様もラインナップしており、こちらにも興味がわいてくる。


(写真/和田やずか)

コルナゴのお問い合わせ先/エヌビーエス お問い合わせフォーム
http://www.colnago.co.jp/2016/contact/
http://www.colnago.co.jp/

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