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2016年02月08日

3モデル インプレッション VOL.9/MERIDA RIDE 5000(エンデュランスモデル)

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MERIDA /RIDE 5000  IMPRESSION

ライドはロングライドに最適なバイクだ。快適性だけを追求したわけではなく、レースによってはプロチームも使うという運動性能を犠牲にしない設計なのだ。エンデュランスモデルらしいアップライトなライディングポジションが容易にとれるジオメトリーを採用しているのも特徴。試乗したライド5000はミドルクラスで、カーボンの素材こそ上位モデルとは異なるが、ジオメトリーやフレーム形状は同じ。そしてリーズナブルな価格が魅力的だ。

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ライド5000■フレーム:Ride CF2■フォーク:Road carbon Race■試乗車のコンポーネント:シマノ・アルテグラ■ホイール:Fulcrum Racing 7■完成車実測重量: 8.1kg(ペダルなし)■カラー:マッドブラック■サイズ:47、50、52、54、56cm■価格:269,000円(完成車、税抜)

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ダウンチューブとチェーンステーの太さが際立って見えるハンガー部分の造形。

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カーボン製ストレートフォークはあらゆる状況でも確実なハンドリングとブレーキングを約束する。

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エポキシにナノテクノロジー素材を採用しフレームの性能を高めるナノマトリックスカーボンを採用。

 

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フレーム成型時の内部のシワを無くすAWS(ANTI WRINKLE SYSTEM) により軽量かつ剛性と耐久性を向上。

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バックステイは快適な乗り心地が得られるよう、横方向に扁平させたデザイン。

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超扁平フレックスシートステイにより卓越した振動吸収性能を実現。


インプレッション

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景色を楽しみながら乗れるエンデュランスバイク☆菊地武洋

これまで何台かメリダに乗ったが、どのモデルもフレームがしっかりしているのが共通した特徴だった。どんなものにも節度の問題はあるが、基本的にフレームの剛性は高いほうがセッティングを出しやすい。それゆえ、メリダのバイクも印象がいい。とはいえ、剛性の高いフレームはパーツのアラも目立つので、全体のバランスをとるには総じてパーツにもお金がかかる。そのメリダがエンデュランスバイクをどう仕上げてくるか、楽しみだった。結果としては、見事にマイルドテイストの走行感に手なずけていた。ヘッドチューブを大げさに伸ばしたり、フロント周りの剛性をマイルドにしたり、わかりやすいチューンが施されている。少々、やり過ぎな感じもあるが、初心者向けとして考えるなら納得の演出ともいえる。速く走って距離を稼ぐタイプのエンデュランスバイクではなく、ゆっくりと景色を楽しみながら走るためのバイクだ。標準装備のサドルの質感もよく、ワイドレシオなギヤ比の設定も秀逸だと思う。競技テイストを基準に考えれば、加速性をはじめとしてモノ足らない部分もある。ただ、エクササイズやフィットネス感覚でサイクリングを始める人にはレーシングテイストよりも、ライド5000のようなタイプがベストチョイスになると思う。

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マイペースライドの相棒★小高雄人

ヘッドチューブの長さひとつとっても、アップライトなポジションでの長距離ライドに向く性格のバイクであることがわかる。フロントまわりの剛性が抑えられ、敏捷性が高いとは決して言えない。一方で、中央部で横に扁平させている独特な形状のチェーンステイによる効果だろうか、リアセクションの振動吸収性に優れ、路面の多少の凹凸であれば身体へのストレスはほとんど感じない。上りや下りでの挙動も素直で、ピーキーさがなく、これからロードバイクに乗りはじめたい人であれば安心して乗れるのではないか。レース志向の方よりも週末にお気に入りのコースをマイペースに走るのを目的にするような方におすすめしたい。

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価格以上のパフォーマンスを秘める☆山本健一

メリダのラインナップに総じて言えるのはハイエンドモデルとミドルグレードモデルの価格差。選びやすいといえば異論はないが、この5000グレードのライドはなかなかどうしてリーズナブルだ。30万円を切る価格ながらもアルテグラをトランスミッション装備し、フルクラム・レーシング7はフルクラムでもっとも安価なモデルだが、タフで使い勝手の良いホイールだ。1点言いたいのはブレーキキャリパーに妥協が見られるところ。でも、そこはシマノ製なのでどこの馬のホネ的ブレーキほどの不安感はない。パーツアッセンブルだけでも少し手を加えるだけで、パフォーマンスアップが期待できるとても面白いバイクだと思った。現状での走りはレクリエーション的にはなるが、育成型ミドルグレードモデルとして秘めたるパフォーマンスはかなり大きいだろう。ジオメトリーもあえてステムをドン付きで付けられるサイズを選びたい(トップチューブ長ももちろん大事ですけど)。それがこのジオメトリーを最大限活かせることができるはず。


(写真:和田やずか)

メリダのお問い合わせ先:ミヤタサイクル TEL:044-221-0191

http://www.merida.jp/

 

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